講師 小柳弐魄先生
回答者
お名前:講師 小柳弐魄先生(本文中は敬称略)
施術所名:伊良林鍼灸均整院
身体均整法の学校に入学する前にどんなことで悩んでいましたか?
小柳舞踏家でしたが、次第にカラダの故障が目につくようになってきて、ただでさえ生活の苦しい舞踏家稼業なのに、資本のカラダが故障続きで、夢も萎えちゃいそうでした。
そこで、表現活動を続けるためにも、まずはカラダのことを学ばないと先に進めない気がしました。
何がきっかけで、身体均整法の学校を知りましたか?
小柳その得体の知れない故障の数々を鮮やかに関連づけて、さらに解決までしてみせてくれた先生が身体均整師でした。
「先生のようになりたいのですが、どうしたらよいですか?」「学校がありますよ」
身体均整法の学校を知ってすぐ入学しましたか?しなかったとしたらなぜですか?
小柳知った次の年度に入園しました。
何が決め手となって身体均整法の学校に入学しましたか?
小柳よりカラダを知ることができ、さらに生活の足しにもなれば一石二鳥と思い、手技者になろうと考えたのですが、具体的に何を学ぶのか、といった段になると、あまりに多くの理論やテクニックがあって目移りしてしまいました。
そんなおり、図書館で各種の手技療法を紹介している雑誌を手に取ったところ、その雑誌に整体の沿革が載っていて、「日本における整体の歴史が身体均整法の中に凝縮されている」という一文があり、「だったら!」と、決心しました。
そもそも2年3年の勉強で一人前になれるとは思っていなかったので、まずは身体均整法を学び、多少なりとも手技療法界を鳥瞰できるようにしておいてから、自身にあった理論やテクニックを選んで深めてゆくなり、辞めて表現の分野に専念するなり、先のことは卒業してから考えようと思っていました。
ですから決心の理由は、身体均整法の圧倒的なキャパシティーと、その感動です。
実際に入学してみていかがですか?
小柳学校なんていうと、型にはめて最低ラインを引き上げるような窮屈なものをイメージしていて、ちょっと不安だったのですが、とてもおおらかで自由な雰囲気でした。
教授専門の教授陣ではなく、臨床家が教授を担当する教育機関とはこういうものか!と感動しました。
おかげで、好奇心を充たす以前に形式的な拘束に挫折してしまうなんてこともなく、存分に内容に集中することができました。
開業してみていかがですか?
小柳まったく開業を考えないで来たものの案外すぐに自信がついて、在学中に出張専門ではじめて、卒業して院をかまえました。
ランニングコストが家賃と光熱費と、、、洗濯代くらいしかかからないことと、自分の都合でスケジュールが組めることは、特筆しておきたいことです。
経済的にも時間的にも自由がききますから、夢が、さらに広がりました。
信頼してくださるクライアントのためにも、その余裕を使って、もっと勉強して、技を磨いていきたいです。
教える立場になってみていかがですか?
小柳伝えることが、いちばん勉強になります。気持ちの面でも、受講生の熱意に励まされているしだいです。
いま入学しようかどうか迷っている方へ一言お願いします。
小柳迷わずに入学したらいいと思います。
独断での極論ですが、身体均整法を学ぶというのは、カラダのことについて、健康について、手技療法について、広い視野を獲得するということだと思います。
これがあれば、さらに学ぶべきことを知ることができるわけですから、これは、学び始める立場ではたいへんな魅力だろうと思います。身体均整法は、広くて深い手技療法の世界に、鮮やかな地図となってくれるだろうと思います。
そしてそれは、実際にクライアントの悩みに挑んだときにも、複数の視点から観察できるようになっている、ということです。ここが、身体均整師が現場において圧倒的な成績をあげているゆえんだろうと思います。
開業すれば、いろんな人が、いろんな悩みを抱えて相談にくるわけですから、それを読み解きアタリをつけてゆくには、ぜったいに広い視野が欠かせません。
私は、手技療法の世界に、身体均整法の門から入れて、ほんとうによかったと思っています。
講師 三浦宏明先生
回答者
名前:講師 三浦宏明先生(本文中は敬称略)
施術所名:やすらぎ創健堂
身体均整師以外に持っている資格:小学校教員1級
身体均整法の学校に入学する前にどんなことで悩んでいましたか?
三浦仕事で身体をこわし、他の職業を探していました。一生の仕事にできるものをと考えていました。
何がきっかけで、身体均整法の学校を知りましたか?
三浦年長の友人で鍼灸師をされている方から紹介されました。その方は、鍼灸・カイロ・均整の学校を出て、鍼灸院につとめておられました。仕事にするには資格をとれる鍼灸学校の方がよいと勧めていただきましたが、おもしろいのは身体均整法の学校だと説明を受けました。わたし自身は、カイロの学校が気になっていてその点はどうかと尋ねました。すると、カイロの勉強はすぐ飽きてしまうから、同じ無資格なら均整の学校をすすめると教えられました。その方なりには、まずは資格をとることだというお話しだったのですが、結局、冒険心を出して身体均整法の学校に入学しました。
身体均整法の学校を知ってすぐ入学しましたか?しなかったとしたらなぜですか?
三浦学費を作るために2年間バイトをしました。
何が決め手となって身体均整法の学校に入学しましたか?
三浦進めていたいだいた方の言葉がすべてでした。それ以外に、いろいろ調べる手立てもありませんでしたので。
実際に入学してみていかがですか?
三浦先生方は魅力的でしたし、内容も魅力的でした。しかし時がたつにつれ、靴の上から足を掻いているような限界を感じるようになりました。身体のことをわかりたいという気持ち(焦り)に対して、授業の内容だけでは不十分だと感じました。
開業してみていかがですか?
三浦やりがいのある職業だと感じます。子供さんから老年の方、重い病気を抱えた方、痛みを抱えた方、スポーツをしている方、障害を抱えた方など、信頼して通っていただく方々に頭が下がります。保険診療と違い施術料はけっして安くありません。手応えを求めて来院されているのをひしひしと感じます。日夜、責任を感じ勉強に時間を費やします。そのことが肥やしになってくれるので、厳しいけれども楽しいです。
教える立場になってみていかがですか?
三浦自分が学生時代に感じていた「不足」を埋めたいといつも思っています。わたしは、学生時代に水俣病の問題を勉強していました。いく年にもわたって現地に通い地域の人の生き方をうかがったり作業の手伝いをさせていただきましたが、ある時、水俣病認定にかかわる行政不服審査の場に立ち会わせていただいたことがあります。環境庁の担当官をまえに、認定審査会の医師5名と未認定措置への不服をうったえる患者さん、その方をサポートする患者代表の方と支援者がコの字型のテーブルで囲んで討論をするのです。わたしは、その席で、患者代表の方の身体や医学に対する理解の深さに驚嘆させられました。独学で医学を学んだ患者代表の方に、鹿児島県に依託された認定審査会の国立大学医学部の先生方が答えることが出来ず幾度も言葉につまり頭を下げていました。データの量といい、学術的な論点の整理といい、水俣病と神経症障害について、専門家の大学教授が太刀打ちできないだけの勉強をされてその席に臨んでおられたのです。経験とそれをささえる知識は、手技をおこなうものにとって、車の両輪です。わたしたちの出来ることは、どこまでいっても健康回復の援助でしかありませんが、身体の構造からアプローチしてどのような問題が克服できるのか、いつも患者代表の方に叱責されている気がします。受講生の方には、しっかり自分の頭で考えながら施術できる自信と謙虚さをもって、クライアントの方と信頼関係の築ける身体均整師として卒業していただきたいと願っています。
いま入学しようかどうか迷っている方へ一言お願いします。
三浦これも私事で恐縮です。わたくしが均整の学校を卒業しようとしていた同じ年に、妊娠中の妻が病に倒れ、意識不明になりました。その後、意識を回復したのですが、血糖値が500前後で一向に下がらなくなってしまいました(正常は110~70)。お腹の子供は助からず、妻の命も危機的な状態でした。担当の先生にお話しをうかがっても、処方すべきインシュリンは十分に投与してあり、打つ手はなしというお答でした。バイトをしながら学校に通うという自分の不安定な生活を悔いました。妻に申し訳なくあまりに無念でした。まだ習い立てで、身体均整法を施す勇気はとてもありませんでしたが、病院の方で打つ手がないということだったので、やむなく人気のなくなった外来用の待ち合い室に妻を連れ出し、身体均整法の『観歪法』の教科書の施術をいたしました。すると、翌日、妻の血糖値が40に下がっているということで、早朝の病室が大騒ぎになりました。このままでは低血糖状態で脳に障害が出かねないということで急いで糖分を補給するということになったのです。わたしは怖くなってその日は施術をしませんでした。すると翌日はまた500前後の異常な高血糖に逆戻りでした。それでは仕方ないと、その翌日施術をすると、次の早朝には血糖が90になっているということで、インシュリンの注射が中止されました。結局妻は一日おきの均整の施術で血糖の動きが注射でコントロールできるようになってきいき、現在も元気に暮らしています。なぜ、このようなことが起こったのか、たった一回の出来事ですから推察の域を出ませんが、わたくしなりに解釈しています。手の技術をどの程度のものととらえるか、これから受講される方は人それぞれのイメージを持って臨まれていると思いますが、わたしにとっては、この『観歪法』の教科書がなければ、その後の妻との人生はすべてなかったことになります。すべては出会いです。生かすも生かさないも、ご自身の胸のうちにかかっているということをお考えいただきたいと思います。
講師 池田勝先生
回答者
お名前:講師 池田勝先生(本文中は敬称略)
施術所名:ザ・均整法せいたい
身体均整法の学校に入学する前にどんなことで悩んでいましたか?
池田スポーツマンで体に関することに興味を持っていた。鍼灸マッサージの学校を受験して落ちていた。
何がきっかけで、身体均整法の学校を知りましたか?
池田鍼灸学校の話を聞くに当たり、宮川幸次郎先生を紹介された。その時に身体均整法の話を聞いた。整体(均整)を初めて知った。
身体均整法の学校を知ってすぐ入学しましたか?しなかったとしたらなぜですか?
池田整体の道もあるのかと思い、ここ(均整)に決める。
何が決め手となって身体均整法の学校に入学しましたか?
池田費用が安い。仕事をしながらできる。試験がない。この時均整に関することは全く知らなかった。宮川先生のプラズマ講習会に参加し始める。
実際に入学してみていかがですか?
池田クラスの仲間がよかった。講師の先生が情熱を持って講習していると感じた。終了時点ではとてもできますとは言えない状況でした(学び方の問題、教え方の問題どっちかな?)
開業してみていかがですか?
池田開業前に健康博のトレーニングがあり、それがきっかけで自分の調整のカタチができた。(開業すると決めてからの講習は、一つ一つが浸透していく様が自分自身で感じていた。)実際に開業してみるとよく行き詰まることがありましたが、なんとかなり、自分でも思ってもいない意外な結果が出てびっくりでした。百の講習より一人のクライアントが教えてくれることが大きいことを実感します。
教える立場になってみていかがですか?
池田如何にあやふやな知識であるかが分かり自分の勉強になりました。教えることの大変さを実感しています。生徒は何を求めているのかが分からない。無反応が怖いです。これでいいのかと、いつも自問自答です。
いま入学しようかどうか迷っている方へ一言お願いします。
池田他の学校と比べ費用が安い。少数で丁寧に教えています。身体均整法は手技の種類が抱負です。やる気一つで独立の可能性が広がります。均整の考え方を知るだけでも生活に役立ちます。
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